LC2ソファ

LC1 に続く、コルビジェの代表的ソファーLC2 。 ところで、前のLC1 で、「コルビジェ全集を紐解いてみると、はじめて出てくるのが1928-29年のVille d'Avreyのインテリアに出てくる。」と書いたが、もう少し前、シュツットガルト集合住宅の後p143ページに「家具及び住宅の装備」として掲載されており「居間・ラロシュ邸」と題して、写真が掲載されている。しかし、コルビジェの実際の建築に現れるのは、やはり、1928-29年のVille d'Avreyからである。そして、これらの家具が現れるまでは、トーネットの椅子、スチールの棒で構成されたガーデンチェアがほとんどである。ソファは、ひとりがけの何の変哲もない、ソファーが、ほんの数箇所に開催されているだけである。建築の中に家具の存在感を、あまり、与えたくなかったのではなかろうか。また、LC1,LC4CHAISE...
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